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部屋の測定方法:ステップ・バイ・ステップ(確認手順付き)
更新日 7月 31, 2026 · restylaiチーム
Before
測定後
ほとんどの部屋は単純な長方形ではないため、「縦×横」の計算だけでは実際の部屋の測定に失敗します。アルコーブ(壁のくぼみ)、暖炉の煙突の突起、出窓、配管を隠す囲い、あるいは端と端で2 cm長さが異なる壁などが存在するからです。
この記事では、そうした複雑な形状に対応する測定方法を解説します。何をなぜ測定するのか、不規則な形状をどのように長方形に分割するのか、床材や塗料に必要な面積の計算方法、そして無駄なコストが発生する前に数値の間違いに気づくための4つのチェックポイントを紹介します。
必要な道具
必要なものは3つだけです。おそらくすべてすでにお持ちのものでしょう。
- 5 m以上のメジャー(コンベックス)。 3 mのメジャーではほとんどのリビングルームの端まで届かず、壁を2回に分けて測定すると、つなぎ目で誤差が生じてしまいます。
- メモを取るもの。 数値を記録するだけでなくスケッチも描くため、スマートフォンよりも紙のノートが適しています。
- 鉛筆。 ボールペンではなく鉛筆を用意してください。数値を修正することが必ずあります。
家全体を測定する場合は、レーザー距離計があると便利です。2時間かかる作業を40分に短縮でき、2人で行わなくても長い距離を一人で測定できます。しかし、1部屋だけであれば効率はそれほど変わりません。また、短い距離や対角線の測定にはメジャーよりも不向きです。
測定の目的を決める
測定の目的によって記録すべき内容が変わります。あらかじめ目的を決めておくことで、部屋を何度も測り直す手間を省くことができます。
| 測定の目的 | 測定する箇所 | その後の処理 |
|---|---|---|
| 床材・カーペット | 床面積、およびドア開口部の最も広い部分の奥行き | 5〜10%程度のロス分(切り落としの余裕)を加算する |
| 塗料 | 壁の周囲の長さと天井高 | ドアや窓の面積を引き、塗料缶に記載された塗布面積を確認する |
| 家具が収まるかどうかの確認 | 部屋のサイズ、および搬入経路全体 | 部屋ではなく、搬入経路の最も狭い場所の幅を確認する |
| 間取り図の作成 | 壁の各セグメント、開口部の位置、天井高 | 縮尺を合わせて図面を描き、家具を実寸大で配置する |
家具の搬入経路は、多くの人が見落としがちなポイントです。リビングには置けるサイズなのに、廊下の角を曲がりきれずに搬入できないという失敗はよくあり、手痛い出費につながります。部屋のサイズを測るだけでは、この問題に気づくことはできません。
壁を1セクションずつ測定する
測定を始める前に、まずは部屋の形状を大まかに、素早くスケッチしてください。数値を書き込む場所が必要です。測定した後に描いたスケッチは、実際の部屋の形状と一致しなくなることがよくあります。
次に、部屋を一定の方向に回りながら、全体の長さだけでなく、壁のセクション(区切り)ごとに個別に記録していきます。アルコーブ(くぼみ)で遮られている壁の場合、くぼみの手前、くぼみ自体、そしてくぼみの先の3箇所を測定します。これらを1つの数値としてまとめてしまうと、後で図面を作成する際につじつまが合わなくなる最大の原因になります。
メジャーはたるまないように水平に保ち、腰の高さで測定してください。たるんだメジャーは実際の長さより長く表示されます。また、幅木(はばき)を避けるために斜めに傾けた場合も同様です。常に幅木の上側の壁面にメジャーを当てて測定し、一度床面で測定した場合は、すべての箇所を床面で統一して測定してください。
各セクションを測定するだけでなく、壁全体の長さも測定しておきましょう。4回余計に測定する手間はかかりますが、後から数値の誤りを見つけるための唯一の方法になります。
ドア、窓、天井高
開口部の位置によって、実際に家具を置ける壁のスペースが決まります。そのため、開口部自体の幅と、最も近い部屋の角から開口部の端までの距離の2箇所を必ず測定してください。角からの距離は、図面上で開口部の位置を決めるために不可欠な数値ですが、非常に忘れられやすい項目です。
ドアについては、開く方向と丁番(ヒンジ)がどちら側にあるかを記録します。窓については、窓の下に何かを配置する予定がある場合は、窓台の高さと奥行きも測定してください。例えば、ラジエーター(放熱器)の上に20 cm突き出た窓台があると、その壁際に置ける家具の選択肢が変わってきます。
天井高は、天井の装飾(コーニスなど)を避けた場所で、各部屋につき1回測定します。古い住宅の場合は、1つの部屋でも数センチメートルの高低差があることが珍しくないため、2箇所で測定することをおすすめします。これは、天井いっぱいのワードローブや本棚を設置する際に重要な数値となります。
これらの数値は、ワードローブが収まるか、ソファがラジエーターに干渉しないか、ドアを開けたときにチェストにぶつからないか、といった判断基準になります。一般的な室内のドア幅は80〜90 cmであるため、測定した他の数値が正しいかどうかの目安(サニティチェック)としても役立ちます。
長方形ではない部屋
どのような形状の部屋であっても、対応方法は同じです。部屋をいくつかの長方形に分割してそれぞれを測定し、最後に面積を合算します。
- アルコーブ(くぼみ)と暖炉の煙突。 くぼみの幅と奥行きを、独立した長方形として測定します。一般的な煙突の突起は30〜40 cmあり、ワードローブを置くには邪魔になりますが、棚を設置するには最適なスペースになります。
- L字型の部屋。 内側の角で2つの長方形に分割します。それ以上の複雑な手順は必要ありません。
- 出窓。 1つの長方形と2つの三角形として計算するか、出窓全体を1つの長方形として測定し、少し多めの面積として処理します。出窓の床面が実際に使えるスペースなのか、あるいはラジエーターなどの上にあるだけなのかを確認してください。
- 傾斜天井と屋根裏部屋。 床面積を測定した上で、立って歩ける高さ(約1.5 m以下)になる境界線を別途マークします。そのエリアは図面上には存在しますが、通常の床と同じようには使えません。単純な面積の数値だけではこの情報は伝わりません。
- 柱と配管の囲い。 これらは全体の面積から差し引き、位置を記録しておきます。25 cm四方の配管の囲いがあるだけで、面積の数値以上に家具の配置が制限されるためです。
- 床材を注文する際は、通常5〜10%のロス分を上乗せする必要があります。斜め貼りやパターン貼りの場合は端材を再利用しにくいため、さらに多くのロスを見込みます。18.90 m²の部屋であれば、約1〜2 m²を余分に注文します。
- 塗料を計算する際は壁面積が必要です。壁面積は「部屋の周囲の長さ × 天井高」から、ドアや窓の面積を引いたものです。周囲の長さが15.6 m、天井高が2.4 mの部屋の場合、壁面積は37.4 m²となり、そこからドアと窓の分として約3.5 m²を差し引きます。
- 冷暖房設備の選定には容積(体積)が必要です。容積は「面積 × 天井高」で求められます。18.90 m²で天井高が2.4 mの場合、容積は45.4 m³になります。
- 対面する壁の長さが一致するか。 長方形の部屋であれば、向かい合う壁の長さは同じになるはずです。一致しない場合は、部屋が歪んでいると結論づける前に測り直してください。多くの場合、建物ではなくメジャーのあて方に原因があります。
- 各セクションの合計が全体の長さと一致するか。 数値が一致しない場合、その差の分だけ何かを見落としています。10〜15 cmのズレは配管の囲い、30 cmは暖炉の煙突、60 cm以上はアルコーブ(くぼみ)の測定漏れが疑われます。
- 2本の対角線の長さが等しいか。 部屋が直角であるかを確認します。これは数値の計算ミスではなく、部屋の形状そのものを検証する唯一のチェック方法です。
- 既知のサイズと比較する(サニティチェック)。 最も簡単な基準は、80〜90 cm幅の室内ドアです。作成した図面上でドアの幅が60 cmになってしまっている場合、それ以前の測定のどこかに誤りがあります。
- スケッチ(2分)。 長い壁に暖炉の煙突があり、奥に出窓があるL字型のリビングルームを大まかに描きます。
- 長い壁の測定(4分)。 全体の長さは5.80 m。セクションごと:1.90 m、幅1.20 m・奥行き0.35 mの暖炉の煙突、そして2.70 m。セクションの合計は5.80 mになり、この壁の測定値は正確です。
- 短い壁の測定(3分)。 全体の長さは3.60 m。遮るものがないため、1つのセクションとして記録します。反対側の壁は3.58 mで、許容誤差の範囲内です。
- つじつまが合わない壁(5分)。 残りの壁の全長は4.10 mでしたが、各セクションの合計は3.85 mになり、25 cmのズレが生じました。もう一度確認したところ、部屋の隅に床から天井まで通っている配管の囲い(25 cm)があることを見落としていました。これを独立した長方形として記録し直します。
- 開口部の測定(3分)。 ドア幅は80 cm、角から20 cmの位置にあり、内開き。出窓の開口幅は2.10 m、奥行きは0.55 m、窓台の高さは45 cm。出窓の床面は使用可能なスペースです。
- 面積の計算(2分)。 メインの長方形(5.80 m × 3.60 m)は20.88 m²。張り出し部分(1.40 m × 2.20 m)は3.08 m²。そこから暖炉の煙突分(0.42 m²)と配管の囲い分(0.16 m²)を差し引きます。有効面積は約23.4 m²になります。
- 壁のセクションの数値を入力すると、正確な縮尺で部屋の輪郭が作成されます。
- 記録しておいた角からの距離をもとに、ドアや窓を追加します。
- 家具を実寸大で配置し、面積だけでなく、生活動線(通路)が確保できているかを確認します。
部屋の角が直角ではない(歪んでいる)疑いがある場合は、両方の対角線を測定してください。正確な長方形であれば、2本の対角線の長さは等しくなります。2 cm以上の差がある場合は部屋が実際に歪んでいるため、理想の長方形ではなく、実際の歪んだ形状のまま図面を描く必要があります。
面積と容積の計算
面積は、分割した各長方形の「縦×横」を計算し、それらを合計したものです。例えば、4.20 m × 3.60 mのメイン部分と、2.10 m × 1.80 mの張り出し部分に分割されたL字型の部屋があるとします。メイン部分は15.12 m²、張り出し部分は3.78 m²となり、部屋全体の面積は18.90 m²になります。計算はこれだけです。
この面積をもとに資材を発注する際は、以下の3つの調整を行います。
単位を換算する場合、1平方メートルは10.76平方フィートです。また、センチメートルをメートルに直すには100で割ります。計算の途中で単位を混ぜると計算ミスの原因になるため、換算は必ず最後に行ってください。
間違いを防ぐ4つのチェック
それぞれ1分もかからない4つのチェックを行うだけで、ほとんどの測定ミスを防ぐことができます。
そして、最も重要な習慣は「2回測定し、すべての数値の横に単位を書き込むこと」です。
発注を台無しにする最大のミス
単位の書かれていない数字だけのメモは、この記事の中で最もコストのかかる失敗の原因になります。書いている最中には、まったく問題がないように見えるのが厄介なところです。
問題は、「240」という数値が、3つの異なる単位のどれであっても不自然ではないという点です。240 cmであれば、一般的な壁のセクションとして妥当な数値です。2400 mmも同じ長さを表しますが、多くの国のメジャーには両方の目盛りが並んで表記されているため、読み間違えやすくなっています。また、240 mmであれば、アルコーブの奥行きとしてあり得る数値です。メジャーを手にしている瞬間は、自分がどの単位で測っているか分かっています。しかし、3日後にワークトップ(天板)を注文するときには分からなくなっており、発注先の業者には当然伝わりません。
この失敗が厄介なのは、単なる端数のズレではなく、単位の間違いによって数値が10倍も変わってしまう点です。他人がその図面を見たとき、10倍のズレは計算ミスではなく「意図的な設計」に見えてしまいます。そのため、誰も疑問を抱かずにそのまま資材がカットされてしまうのです。
対策はとても簡単です。すべての数値の横に必ず単位を書き、作業全体で1つの単位(例:mmまたはcm)を統一して使い、両方の目盛りがあるメジャーを使用している場合は、ページの冒頭にどちらの目盛りで測定したかを明記してください。サイズ指定でカットを依頼する場合は、クロスチェックとして「2400 mm / 2.4 m」のように2つの単位を併記しておけば、誰が見ても読み間違えることはありません。
L字型リビングルームの測定例
実際の数値を使用し、測定の途中で発覚したミスも含めた具体的な測定プロセスを紹介します。
測定にかかった時間は19分でした。この作業で最も価値があったのは、面積の数値ではなく、25 cmの配管の囲いを見つけたことです。ここは、まさに奥行き60 cmのワードローブを設置しようと計画していた場所でした。
幅木の上で測定する
幅木(はばき)は壁から1〜2 cm突き出ており、古い洋館などの装飾的な幅木では3 cmに達することもあります。両端で幅木の上から測定してしまうと、部屋の幅が実際よりも最大で6 cmも狭く記録されてしまいます。
6 cmくらい大したことはないと思うかもしれませんが、アルコーブに140 cm幅のベッドが収まるかどうかの瀬戸際においては、決定的な差になります。ルールとして、測定は常に幅木を避けた「壁の表面」で行ってください。どうしても床面で測定しなければならない場合は、両端とも幅木の表面で測定した旨をメモに残しておきます。
同じことは、壁に取り付けられている他のすべてのもの(ドアの額縁、腰壁のモールディング、ラジエーターのブラケット、配管など)にも当てはまります。これらは壁そのものではありませんが、家具を壁にぴったりと寄せて配置する妨げになるため、図面上で把握しておく必要があります。
測定値を間取り図にする
数値が書かれたメモの段階では、まだ実用的とは言えません。家具を配置できる「図面」という形になって初めて、その価値を発揮します。
測定値を入力し、家具を配置して、部屋の中をシミュレーションする機能はすべて無料でご利用いただけます。アカウント登録も不要です。最終的なフォトリアルなレンダリング画像の作成のみ、有料プランでのご提供となります。さっそく測定値を使ってプランナーを開くか、まずは間取り図作成ツールの仕組みをご確認ください。図面の描き方の詳細については間取り図の描き方を、比較用の標準的なサイズについては標準的な部屋の寸法を参考にしてください。すでに紙の図面がある場合は、間取り図を3D化する方法でトレースの手順を解説しています。
よくある質問
部屋の面積を平方メートルで測定するにはどうすればよいですか? +
部屋の長方形の部分ごとに長さと幅(メートル)を掛け合わせ、それらを足し合わせます。たとえば、5.80 x 3.60 mのL字型の部屋に1.40 x 2.20 mの張り出しがある場合、暖炉の煙突や配管スペースを差し引く前で24.0 m2になります。
不整形な部屋やL字型の部屋を測定するにはどうすればよいですか? +
部屋をいくつかの長方形に分割し、それぞれを個別に測定して面積を合算します。どんな複雑な形状もこの方法で解決できます。アルコーブはそれ自体が1つの長方形になり、L字型は内側の角で分割し、出窓は1つの長方形と2つの三角形に分けられます。
測定はメートル法とヤード・ポンド法のどちらで行うべきですか? +
メートル法を使用すると分数の計算を完全に避けることができるため、メートル法が使える地域ではメートル法を使用してください。どちらを選ぶにしても、作業全体で1つの単位に統一し、すべての数字の横に単位を記入してください。240という数字は、センチメートルとしてもミリメートルとしてもあり得るからです。
アルコーブや出窓も含める必要がありますか? +
はい、それ自体を長方形として扱い、床が使用可能かどうかをメモしてください。窓台が45 cmの高さにある出窓は床を有効に使えますが、ラジエーターの上にある出窓は使えません。面積の数値だけでは、どちらのタイプであるかは分かりません。
床材はどれくらい多めに注文すべきですか? +
通常、廃棄分として5〜10%を見込みます。斜め貼りやパターン貼りの場合は、端材の再利用が難しいため、さらに多く必要になります。19 m2の部屋の場合、およそ1〜2 m2の追加となります。
測定値が正しいかどうかを確認するにはどうすればよいですか? +
対向する壁の長さは一致し、片側の各セグメントの合計は全体の長さと一致する必要があります。また、正方形の部屋では両方の対角線が等しくなるはずです。不一致がある場合は、測定し忘れた部分のサイズを示しています。30 cmのズレは、通常、暖炉の煙突の出っ張りなどです。
部屋の測定値が想定よりも小さくなるのはなぜですか? +
通常、壁面ではなく幅木を挟んで測定したことが原因です。幅木は1〜3 cm突出しているため、両端の床面レベルで測定すると6 cmほど失われることがあり、これがアルコーブ(壁の凹み)にベッドが収まるかどうかの分かれ目になります。
部屋までの搬入経路を測定する必要はありますか? +
はい、家具を購入する場合は必要です。部屋には収まるものの、廊下の角を曲がりきれないソファというのは、よくある手痛い発見であり、部屋の測定だけでは事前に気づくことができません。最も狭い場所や角を確認してください。
After
Before
Draw it, then walk it
作成した間取り図を立体化してレンダリング
ブラウザ上で無料で間取り図を描き、3Dで中を歩き回りましょう。ワンクリックでお好みのスタイルの完成予想図がレンダリングされます。
間取り図を描いて、リアルな完成予想図を確認しましょうDraw it free. Walk it in 3D. No signup.